兎角日記〜自由研究ガチ勢だった僕の夏休み【中学年編】〜

兎角日記

こんにちは。
二夕見宇兎丸です。

夏休みに入っても、教職員は何だかんだ言って出勤しています。
早起きは辛いです。

前回も触れた通り、小学3年生の自由研究については忘れてしまったので、
今回は4年生の自由研究を振り返ります。

4年生の自由研究は、メダカについて調べてまとめたものでした。
形式はいつもの蛇腹式です。

ただ、いつもと違ったのは、父が本気を出してしまったことでした。

きっかけは、「メダカの模型を作ろう」という話になったことです。
父は工作が好きで、得意意識もある人でした。
(過去形になっていますが、現在も存命です。)
ですから、ここぞとばかりに張り切ってしまったのです。

紙粘土や発泡スチロールで土台を作り、新聞紙を水のりで貼り、
その上から半紙を4分の1ほどの大きさに切って重ね、形を整えていきます。
最後に絵の具で内臓の位置や名称を書き込んで完成です。

僕は工作が苦手でしたから、この作業もまた苦痛でした。
加えて父は、思い通りに事が運ばないと怒鳴ったり、
無視したりして不機嫌をまき散らす人でした。
そんな父の態度に苛立つ母の存在も、当時の僕には辛かったです。

しかし、この作品もまた高評価でした。
作品展への出展こそありませんでしたが、担任の先生やクラスメイトから
「すごいね。」
「頑張ったね。」
と褒めてもらいました。

でも、あまり嬉しくなかった気がします。
感情の表面だけが褒め言葉で波立ち、心の奥底はまったく動かない。
そんな気持ち悪い感覚でした。

今思えば、
「作業そのものが苦痛だったこと。」
「その大半は父が作り、自分はうまくできなかったこと。」
という内的フィードバックに対して、
「素晴らしい作品だ。」
という外的フィードバックが返ってきたことで、
大きなズレが生まれてしまったのでしょう。

今では教育現場で働くようになって、この時のことを思い返すことがあります。
子ども自身が感じたこと(内的フィードバック)と、
周囲から与えられる評価(外的フィードバック)が大きく食い違うと、
子どもは案外苦しくなってしまうものです。

この出来事が僕にどんな影響を与えたのかは分かりません。
ただ一つ言えるのは、工作をはじめとした手先を使う作業には、
今でも強い苦手意識が残っているということです。

だからでしょうか。
ICT機器が普及してからは、授業資料づくりでも工作を徹底的に避けるようになりました。
PowerPointや電子黒板を活用した授業をしていると、
「さすが若い先生だね。」
と言われることがあります。
でも、実際はただ不器用なだけなのです。

そう考えると、自由研究から得たものは、
今でも自分の中にしっかり根付いているのかもしれません。
今回はこのくらいにして、次回はいよいよ高学年編です。

高学年の自由研究は比較的よく覚えていますので、
もう少し内容の濃いお話ができればと思っています。

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