こんにちは。二夕見宇兎丸です。
ここ5年くらいで、「春」と「秋」という季節が少しずつ短くなっているような気がします。
ずっと暑くて、急に寒くなる。
季節まで二極化しているようで、少し怖くなります。
最近は、アニメや漫画でさまざまな疾患や特性が描かれることが増えましたね。
僕も少しでしたら嗜みます。
ただ、その一方で感じることもあります。
フィクションが広まることで、現実にその疾患や特性を抱えている人が、
かえって理解されにくくなることがあるのです。
僕が抱えている疾患や特性を挙げると、
・ASD
・ADHD
・先天性代謝異常症
・解離性同一性障害
・性的マイノリティ
・感覚過敏、痛覚鈍麻
大まかには、このくらいになります。
これだけ並ぶと、多くの人は一度に情報を処理しきれなくなります。
言わなければ、
「言ってくれればよかったのに。」
と言われ、
言えば、
「そんなに言われても困る。」
と言われる。
困っているのはこちらも同じなのですが。
特に、ASD、解離性同一性障害、性的マイノリティについては、
メディアの影響を強く感じます。
ASDは、
「コミュニケーションは苦手だけれど、飛び抜けた才能を持っている。」
そんなイメージで描かれることがあります。
もちろん、そのような人もいます。
でも、それだけがASDではありません。
僕の場合で言えば、
・少しだけカメラアイに近い記憶の仕方
・少しだけ絶対音感がある
・体調が良い時だけできる複数作業
・WAIS-IVで言語理解指標が高めだったこと
などがあります。
でも、それらが生活を劇的に楽にしてくれるわけではありません。
むしろ、困りごとの方がずっと多いと感じています。
覚えていても細部までは曖昧だったり、
絶対音感も万能ではなかったり、
マルチタスクも体調に左右されたり、
言葉が固すぎて伝わりにくかったり。
得意なことと不得意なことは、案外きれいには釣り合いません。
解離性同一性障害も同じです。
以前は「多重人格障害」と呼ばれていたこともあり、
フィクションでは印象的な設定として使われることがあります。
人格が変わると能力まで劇的に変化したり、犯行時だけ別人格だったり、
都合よく人格交代できたり。
そうした作品もあります。
一方で、実際の症状の現れ方には大きな個人差があります。
僕の場合は、
・記憶はあるけれど、とても他人事のように感じることがある
・能力は大部分を共有している
・別人格の声は、黙読している時の心の声のようにぼんやりしている
・人格交代を自分の意思で自由に起こせるわけではない
そんな感覚です。
だからこそ、「フィクションと違うから嘘だ」と思われてしまうことがあります。
最近では、
「自分で多重人格と言う人は嘘だ。」
といった極端な意見まで見かけます。
そうなると、本当に困っていて診断を受けている人まで信じてもらえなくなってしまいます。
性的マイノリティについても似ています。
言葉や名称が広く知られるようになった一方で、
一人ひとりの感じ方や在り方の違いが見えにくくなっているようにも感じます。
「結局どれなの?」
「つまり男なの? 女なの?」
そんなふうに一言で整理できるものではないこともあります。
逆に、「私はそういうの気にしないタイプだから。」
と言われてしまうこともあります。
悪気はないのでしょう。
でも、理解を諦めてしまう言葉にも聞こえることがあります。
では、どうすればいいのか。
僕にも明確な答えはありません。
でも、少なくとも僕は話したいです。
質問もしてほしいです。
誰かと話し、質問されることで、
自分でも曖昧だった輪郭が少しずつ見えてくることがあります。
もちろん、これは僕の場合です。
誰にも話したくない人もいます。
そっとしておいてほしい人もいます。
だからこそ、病名やラベルだけで判断せず、その人自身を見てほしいと思っています。
何事も、等身大に受け取ること。
そして、一人ひとりに合わせて接すること。
そんな世界になったらいいなと思います。


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