兎角日記〜鈍麻な僕と悪い癖〜

兎角日記

こんにちは。
二夕見宇兎丸です。

休みの日に料理をしていると、たまに火傷します。
なかなか気づけないので、困ったものです。
僕には視覚過敏と、弱い聴覚過敏があります。
しかし、もう一つ少し変わった感覚の特徴があります。

触覚鈍麻です。

呼び方が正しいのかは分かりませんが、言いたいことは伝わるかと思います。
触覚が鈍いのです。
触られても気づかない、ということはないと思います。
(気づいていないだけかもしれませんが。)
ただ、痛みに鈍いです。

火傷をする時は大体、
「ん、なんか熱い気がする。」
「あ、腕にフライパンが当たってる。」
「あっつ。」
みたいな感じです。
気づくのが遅いのです。

人にぶつかられても、たまに気づきません。
身体が大きく揺れれば分かりますが、急に謝られて驚くことがあります。
「え、何かあった?」
「え、ぶつかっちゃったから……」
ぶつかった人も、ぶつかられた僕も、双方頭の上に「?」が浮かびます。

反面、ピロピロしたものや、ざらざらしたものは苦手です。
ささくれや、足の爪の端が少し尖っているだけでも、気になって仕方がありません。
痛みに鈍い人が、爪のピロピロが気になるとどうするか。

むしります。
剥がします。
足の小指の爪を、手の爪で少しずつ引っかきながら剥がしていきます。
最後まで剥がし終えると、なぜか達成感があります。

当然、足の小指は血まみれです。
それでも、
「あ、血が出てるな。」くらいです。

自分としては、剥がした直後はあまり痛くありません。
止血して、一晩経つと化膿していなくても少し痛みます。
それでも、
「踏ん張る時に痛いな。」
「でもそこまで気にならないな。」
程度で済んでしまいます。

ついこの間、足の人差し指の爪を思いのほか酷く剥がしてしまいました。
あと少しで爪半月まで持っていかれるところでした。
さすがの爪剥がしの常習犯も、肝を冷やしました。

そこで対策として、フットジェルネイルを始めました。
なかなか高価ですが、おかげで爪を剥くことはなくなりました。
夏は爪が伸びるのが早いので、4週間ほどで新しくしてもらいます。
そうしないと、ジェルネイルごと爪を剥がしてしまいそうになるからです。

この間、いつものサロンを予約しようと思ったのですが、シーズンの問題でしょうか。
希望日はことごとく満席でした。
仕方なく、通勤経路にある少し安めのサロンを探しました。

安いとはいえ、地元よりさらに都会です。
口コミも999件以上あり、ほとんどが星5でした。
きっと大丈夫だろう。
そう思って予約したのですが、少し後悔することになります。

担当してくださったのは、まだ施術に慣れていない海外出身のネイリストさんでした。
外国人だからという偏見は一切ありません。
僕自身、持病のオンパレードですから。

ただ、
コミュニケーションはほぼなし。
事前のヒアリングもほぼなし。
ジェルをオフする際には何度も皮膚を削られ、その削り粉は風で舞い上がるスタイル。
いつものサロンしか知らなかった僕は、
「こういうものなのかな。」
と思っていました。

しかし、爪の形を整える時にも指を削られかけ、
荒いやすりの音を立てながら削られ、
普段はされたことのないニッパーで深めに爪を切られました。
ジェルも何度も塗り間違えます。
どんどん不安になっていきました。

施術が終わり、電車の中で試しに星1の口コミを読んでみると、
僕と同じような体験を書いている方がたくさんいました。
「ああ、あれはハズレだったのか。」
そう思いながら読んでいると、一つ気づいたことがありました。

どうやら、ネイル用の電動やすりで皮膚を削られると痛いらしいのです。
僕はずっと、くすぐったいだけだと思っていました。
少し驚きました。

痛いということは、傷になっていたのでしょう。
今後、あのサロンへ行くことはありません。
その日のうちに、いつものサロンを予約しました。

……そして翌日。
やってしまいました。
仕上がりの悪いジェルネイルが気になって角を触っていたら、
その拍子に爪ごと剥がしてしまったのです。

これはまずいと思い、剥きたくなる長さの爪を思い切って切りました。
しかし、それも悪手だったようです。
切ったことで新しい角ができ、気になってしまい、例の人差し指をまた剥いてしまいました。

まだ生えたばかりの柔らかい爪です。
少しの出血。
ごくわずかな痛み。
そして盛大な自責。

落ち込みました。
というわけで現在、再び足の爪はボロボロです。
ここ2、3か月かけてようやくまともになり始めた爪も、スタート地点へ逆戻りです。
そして次回の予約は、まるまる1か月後。
ネイルポリッシュだけで乗り切れるでしょうか……。

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