兎角日記〜妹の触覚過敏〜

兎角日記

こんにちは。
二夕見宇兎丸です。
インドア派な僕は、冷房の効いた部屋でゲームばかりしています。

3つ下の妹も、ゲームや動画が大好きな現代っ子です。

イヤホンを耳に突っ込んで、食い入るように動画を見ている時があります。
用事があって声をかけても、まず聞こえません。

彼女は過集中気味です。
曰く、
「集中すると周りの音が何も聞こえなくなって、身体中が熱くなる。」
「作業が終わると、息を潜めていたのか分からないけど、息が上がって、どっと疲れがくる。」
だそうです。

なので、声をかけても無駄なことが多くあります。

こういう時は、肩を軽く叩いたりしますよね。
妹にとって、それは地雷です。

軽く肩を叩くと、叫び声とともに弾かれたように振り返ります。
顔を真っ赤にして、
「急に触らないで!」
と、本気で怒ります。
理不尽極まりないです。
しょっちゅう喧嘩になります。

妹には触覚過敏があります。
ちくちくする服は着られません。
いわば、アンチ手編みのセーターです。
寒くても、手袋をつけると手がムズムズして、つけていられないそうです。
ムズムズしない手袋、募集中です。

なので基本的には、妹に気づいてもらいたい時は声をかけるようにしています。
……なのにイヤホンをつける。
なぜなら、父がうるさいからです。

僕も妹も持病の関係で、一人暮らしはあまり現実的ではありません。
加えて実家は立地もよく、安心して暮らせますし、可愛いペットもこの家に慣れています。

それでも、父がうるさいのです。
ここではまだ詳しく触れませんが、父とのいざこざによって、
妹は突発性難聴になったり、解離性健忘を起こしたりと、随分苦しめられてきました。
だから、自分の世界へ引きこもるためにつけているイヤホンを、
「外しなさい」とは言いにくいのです。

困りごとがあると、なかなか割を食ってばかりですね。
「その分、○○だから。」
そんな都合の良い話は、現実にはなかなかありません。
少し悲しくなってきました。

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